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Wulff先生のレッスン
さて大家さんであるWulff先生としかご紹介してなかったので、ここで教授
としてのWulff先生のレッスンをお話したいと思います。
習い始めの頃は、「妥子は、音がきたない!」とばかり言われました。そこでWulff流 “”脱力奏法“” を教えてもらうことから始まりました。つまりは音が硬すぎて、太鼓独特の深い音が出せなかった私に、なかなか撥を持たせてくれず
基礎運動ばかりする様にと指導されたのです。
例えば、両手を頭上に上げ、思い切り力を抜いて手を振り落とす練習。これが、簡単そうに思えてなかなか難しいのです。思いっきり脱力することが出来ず、手を振り落とす時もなぜか力が入ってしまうのです。
それから、ステップの練習。
ワルツ特有の3拍子のとり方が、小太鼓でなかなか演奏できず、まずは、ダンスのステップから教えてもらうことに、、、、。「なるほど!」っと言う様に3拍子が解かってきました。
後は歌のレッスン。
合唱曲練習曲集というものを取り出してきて、グループレッスン(打楽器生徒のみ)でソプラノ、アルト、テノール、バスに分けて、新曲視奏をしました。
これは、初めて見る楽譜を音をとりながらいきなり合唱をするというものですが、一番の目的は音楽性を身に付けるという事でした。簡単なメロディーから、いかに音楽性想像力をつけて歌えるか、というレッスンです。
こんな感じでなかなか撥を持たせてくれないレッスンが続き、さらに先生からは「妥子、練習ばかりしないで、たまには、美術館や博物館の見学、それに散歩や山登りなどして来なさい!」と言われる日々が続きました。それでも練習ばかりしていた私にWulff先生は、何度も口をすっぱくして言い続け、とうとう私は、徐々に色々な場所に足を運ぶようになりました。
今では、教授が私に音楽性を身に付けさせてくれる為に言った言葉なのだと痛感しています。ドイツ、ヨーロッパに居られるのは、留学している時だけなのだから、今の内に様々な場所へ行き、思ったこと感じたことを貴重な経験として後々の音楽性に結び付け無ければ勿体無い、と言う事に気がつきました。(その頃は留学は2年間だけで、すぐに日本に帰ると思っていたから!(笑)。
撥無しのレッスンはもっと盛りだくさんに有りましが、機会があればまた
お話します!。
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