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嵐の引越し パート1
さて合格が決まると、さっそく家探しを始めなければならなかった。
教授のアパートは夏の受験までと決められていたので、出て行かなければならなかったのだ。その頃は探し方も分からなくて、フライブルクに長く住んでいる日本人の人が家を見つけて来てくれた。そこは、ユーゴスラビア人のおばあさんが大家さんで、彼女も住んでいるアパートの一室を貸してくれた。台所やお風呂場は共同だけど、とても清潔にしているので住むのには良かった。でも練習の鬼だった妥子は毎晩帰って来るのが22時頃になるので、台所でご飯を作るとおばあさんがうるさくて起きてしまうのだった。結局、気を使ってしまい(一応私は日本人です、、、、、、笑。)外食になったり、パンになったりと不規則な食生活になってしまった。
ある事件が起こった。私は自分の部屋に専用の電話をつけて有ったにも関わらず、ある日おばあさんが「私の電話で電話したでしょ?」と物凄い剣幕で請求書を突きつけられ責められた。「いつもより高いのよね、あなたでしょ〜!」っと決め付けられた言い方をされて、とってもショックだった。私は人からこんな形で疑われることも初めてだったし、ドイツに来て私を信じてくれない人がいるのがショックで「わたしじゃない!」っと言うのが精一杯で、あとはずっと泣いてしまった。
それを見たおばあさんは、「ごめんね。」って謝ったけど、次の日から電話のダイヤルに鍵をつけた。早速、私は家探しを始めた。昨日は悲しい気持ちで一杯だったが、今日は”こんなに人の事を信用出来ない人がいるなんて、、、。“と怒りがおさまらなかった。
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