妥子のモンゴルへの旅日記 6
615日 土曜日

5時に出発。今日はウランバトールに戻る日。 草原の中をまたごとごととバスに
揺られながら、日の出を見た。
2度と忘れられない素晴らしい景色にまた心温まった。
4回の休憩後、やっと14時にウランバトールに到着した。

ホテルで1時間休憩、やっと熱いたくさんのお湯でシャワーを浴びた。気持ち良かった!その後16時から自然史博物館にてコンサートが始まった。ここは恐竜の骨を保管しているところでディノスザウルスの横で私はフライブルクアンサンブルとライヒを演奏した。







ザウルスの横で演奏する。

他に骨を使ってパフォーマンスをする人やソプラノソロ、テノールソロ、ギターソロなどが演奏された。

1740分終演後、すぐアカデミークラシック芸術劇場に移動。18時半とうとうフィナーレコンサートが開催された。今日もフィナーレコンサートのトリをつとめさせて頂く事になっていた。オープニングのトリよりもフィナーレのトリの方がやはり責任重大だわ〜。三木さん作曲のマリンバスピリチュアルをマリンバソロで弾く事になっている。この1週間マリンバを触っても練習してもいない。日本のメーカーのマリンバだったのにはびっくりしたが、教育用の小さなマリンバで背の低い私でも問題無い様な高さの楽器で、鍵盤も木琴のように狭かった。それに本番まで触れないし、練習出来無い辛さは、演奏家の方ならきっと解かって頂けることでしょう?。こういう経験を積むと、度胸もそれに応じてついて来るのだけど、そうで有る一方、こういう状況の本番前はいつも緊張してしまう。それに実はもう体力も限界まできていた。

移動、コンサート、睡眠不足、ドイツ語日本語以外の言葉の交流、見知らぬ土地でのゲル生活、慣れてない食生活、これが1週間続き、コンサートでは毎回集中力、精神力、体力をとことん使った。そして、ほとんど毎日のコンサートで疲れ果てていた。でもこれで逃げてはいけない。プロの演奏家として演奏をきちんとこなさなければいけない、普段のコンサートの状況よりかなり辛いけど、これを乗り越えればきっと何か自分に得るものがあると信じて舞台に出た。

21時半頃やっと出番が近づいてきた。やはり5分前から益々集中力が高まり舞台に立った。ライトアップされた舞台。最初の1つ目の音を出した途端、緊張がふっ切れさらに集中出来た気がした。それからはひとつひとつの音をいつも以上に大事に心を込め、演奏して行くうちに身体の中のリズムが騒ぎ始めた。3人のフライブルク打楽器組が伴奏として太鼓を叩く。激しい太鼓のリズムに合わせマリンバのソロを奏でる。「ヨー!ヤー!」という3人の力強いかけ声にのり最後まで気持ちよく演奏出来た。
「ブラボー!」の声と大きな鳴り止まない拍手でコンサートは無事終了した。


とてもとても楽しかった。「終わった!」弾き終わった直後の感動は忘れられない。
無事、終わった。。。

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